たのしいこと

「盛岡芸者」の伝統芸を鑑賞

月曜日, 4月 26th, 2010

盛岡の石割桜がやっと咲いた24日(土)、市内の料亭では盛岡が誇るもう一つの「花」が咲きました。
それは、盛岡芸者
紅白のたすきを斜めがけにした三人が手ぬぐいを手に踊っている。後ろには赤い毛氈に座った二人が三味線を奏でる。
実は市民にはあまり知られていませんが、業界では盛岡芸者の芸は全国的にレベルが高いことで有名です。ところが昨今の経済状況の悪化で、盛岡芸者の活躍の場である料亭が次々と廃業し、芸者さんの数も5人に激減。そんな中でその5人が勢揃いする貴重な場が、24日(土)に市内の酒造店と呉服店が主催した「春の宴」だったのです。

当日は50名以上の和装の男女が集まり、華やかな雰囲気。そしてその中で、長唄「杜の眺め」や「金山踊り・からめ節」といった伝統芸が披露されました。

実は私は以前、市主催のイベントでこうした芸を観たことがあるのですが、その時はステージ上で披露されたものだったので、それに比べるとやはりお座敷で鑑賞した今回の方が感激もひとしお。それにしても、長唄、踊り、三味線などすべてを極めている芸者さんたちには感服します。
お刺身、酢の物、春色した緑のお豆腐などが目の前n御膳に並ぶさらに会食を挟んで後半にはお座敷遊びの体験もあり、会場の盛り上がりも最高潮に! 
あらためて盛岡芸者の芸の素晴らしさを実感し、その文化が伝承されている盛岡の市民で良かったなあと感じたひとときでした。
盛岡芸者ものがたり:盛岡芸妓の歴史、お座敷芸、Q&Aなどが書かれています
ちなみに盛岡芸者の歴史や伝統芸、鑑賞するための手続きなどについては、文化庁と盛岡ブランド市民推進会議が発行した冊子「盛岡芸者ものがたり」に詳しく説明されています。

この冊子は市内の観光施設などで手に入ります。

「クラブ」のイメージを変えたクラブイベント「andon」

木曜日, 2月 25th, 2010

「クラブ」(上がり調子のイントネーションで言ってくださいね)と聞くと、音楽を聴きながらそれに合わせて踊って……というシーンを思い浮かべる人が多いと思います。

それを想像しただけで、「私にはちょっと敷居が高いわぁ」なんて躊躇する人もいると思います。私もそうです。

でも先日、初めて「クラブ」に行ってきました。それはクラブスペースを使った「andon」というイベントがあったからです。
「andon」は県内在住のアーティストと一緒に、音楽のほか、ファッションやアートなど様々なジャンルのものを気軽に楽しむことができるように、と始められたクラブイベント。市内で美容院を経営している男性と、グラフィックデザイナーの男女の3人が運営しています。本来「クラブ」の主役であるはずの音楽はここでは脇役となり、毎回違うアーティストが自分の作品を発表し、それを通してアーティストやお客が交流しているのが大きな特徴。そのせいか、「今までクラブに行ったことがない」という人たちが中心に集まってきているそうです。
そんな話を聞いて、「それなら私も行けるかも」と出かけたのが2月18日。
この日のアーティストは、広告の衣装などを製作している西條美子さんと、いろいろな場でフラワーアレンジメントを発表している佐藤侑子さんでした。二人は、フランスの作家ボリス・ヴィアンの恋愛小説「日々の泡」をもとに漫画家の岡崎京子さんが描いた漫画「うたかたの日々」をテーマに、作品を発表。
ウェディングドレスやブーケなど幸せに満ちあふれたモノを、オリジナルの映像などを取り入れながら「悲痛な世界」の中で表現していることに驚き、感激しました。
もちろん、アーティストの2人や初対面のお客さんとのおしゃべりも楽しく、刺激的な夜になりました。
不定期開催ですので、日程などはHPでチェックしてみてくださいね。

andon

東北で唯一の開催「ぺちゃくちゃナイト in 盛岡」

火曜日, 2月 16th, 2010

突然ですが、「ぺちゃくちゃナイト」というイベントを知っていますか?

東京在住の建築家アストリッド・クライン氏とマーク・ダイサム氏が2003年に始めたプレゼン(プレゼンテーション)イベントで、20人のプレゼンテーターが20枚の画像をそれぞれ20秒でプレゼンテーション(発表)するというもの。
プレゼンテーションの前後にはビアブレイクがあり、プレゼンター同士、あるいはプレゼンテーターと観客がドリンク片手におしゃべりできることも特徴の一つです。

画像のスライドは20秒で切り替わるので、一人当たりのプレゼンテーションの時間が20枚×20秒=400秒と間延びしないこと、ドリンクを飲みながらリラックスして見る(聞く)ことができることなどから人気となり、現在世界270都市で行われているとか。そして盛岡でも「岩手県公会堂アートショウ実行委員会」のメンバーたちによって昨年末から始められ、東北では唯一の開催となっています。

3回目となった12日は、「第3回岩手県公会堂アートショウ+」の一環で「建築とアート」をテーマに開催されました。

今回のプレゼンテーターは8人で、トーマス・ホーケ氏、ハゼム・エルメスティカウィ氏、ケイト・トムソン氏、石川美奈子氏などアートショウの作家たちが中心。自分たちの作品やその背景にある日常風景、製作風景などを紹介してくれたおかげで、現代アートに詳しくない私でもアートとの距離がグッと縮まった気がしました。

また、建築家の六本木久志氏の、建築とまったく関係のない「魚」の話や、一緒にミニコミ誌「てくり」を作っている仲間でありグラフィックデザイナーの木村敦子氏の「盛岡とデザイン」についての話は、アートが中心のプレゼンテーションの中でほどよい「小休止」に。
このイベントはチケット制ではなく、当日会場に行って入場料(ワンドリンク付きで1000円)を払うだけなので、仕事帰りにぶらりと立ち寄れるのも魅力なんですよ。
今後も不定期で開催されるそうなので、興味のある人はチェックしてみてください。

●岩手県公会堂アートショウ実行委員会事務局
 第3回・岩手県公会堂アートショウ+ 岩手県公会堂

「もりおか雪あかり」が始まりました!

水曜日, 2月 10th, 2010

雪で作った小さな「かまくら」の中でキャンドルを灯す「雪あかり」。
先日、その発祥の地といわれる西和賀町での開催の様子が新聞やニュースで伝えられましたが、盛岡でも今日から始まりました。

今年のテーマは宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」で、岩手公園には童話に登場する列車やジョバンニ、カムパネルラなどの雪像がお目見え。
その周りを、さそり座やはくちょう座などの星座たちが彩ります。
ほかに、今年の干支である虎や、白鳥、イルカの氷彫刻も見応えがありますよ。

こららのスノーキャンドルや雪像は、市民ボランティアがひとつひとつ手作りしたもの。
キャンドルの点火などの作業も含め、今年はのべ約900人の市民が参加したそうで、頭が下がります。
今年の冬は例年以上に寒いのですが、キャンドルのやさしい炎を見ていると、不思議なことに心はほっこりぽかぽかに。
また、会場の出店や休憩所で熱々の甘酒やとん汁、ホルモン鍋などを味わえば、身体もすぐにあたたまります。
実は寒い冬が苦手な私ですが、毎年これを見に行くと、北国に住んでいて良かったなあと思うのです。

●もりおか雪あかりは13日(土)まで。午後5時から8時までの開催。
※青山地区会場は午後5時30分から9時までの開催。