盛岡では昨日初雪を観測しました。
前回紅葉の話題をご紹介しましたが、あっという間に冬がやってきますね。
私は寒さが苦手なので防寒対策には気を付けていますが、中でも重宝しているのが、マフラーです。首まわりをあたためているか、そうでないかで、寒さの感じ方もずいぶん違うような気がします。

さて、盛岡でマフラーといえば、ホームスパンでしょう。これは「家(ホーム)」で「紡ぐ(スパン)」という意味の、手織りの毛織物のことです。
イギリスのスコットランドで生まれたもので、綿羊の飼育とともに日本に伝わりましたが、今では紡ぎから織りまで一連の作業を継承している人や工房はごくわずかとか。そんな中で岩手、特に盛岡には比較的伝承している人や工房が多く、いまでは岩手や盛岡の特産品の一つとして知られています。
糸から手紡ぎして手織りするホームスパンは、想像以上に手間と時間がかかるため、市販の大量生産品と比べると高価なもの。
でもその分、手紡ぎ・手織りならではのあたたかさや風合い、軽さが楽しめ、一度使ったら手放せないほど。また、「一生もの」どころか、次の世代にも残すことができるほど上質な逸品なのです。

写真は、昭和45年創業の市内の「蟻川工房」の商品。先日滝沢村の岩井澤家ギャラリーで開催された「手仕事逸品の会」にて、展示販売されていたものです。
ホームスパンの商品は、今でこそマフラーや大判ストールが多いですが、もともとは服地やコート地が中心でした。ホームスパンならではのあたたかさや軽さは、ジャケットやコートに仕立てて着ると、一番実感できるような気がします。
「蟻川工房」の商品は、市内材木町の「光原社」などでも購入できますが、青山町にある工房に行けば、糸を見ながら好きな色・大きさ・長さなどを指定して自分だけのホームスパンを手に入れることも可能。
実は私も、自分へのご褒美に、近々ストールを織ってもらおうともくろんでいます。
それをまとった自分の姿を想像するだけで、心が躍り、胸のあたりがほんわかあたたかくなります。

●蟻川工房
盛岡市青山4丁目42-7
電話019-645-4225


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