陶磁器、木、ガラスと素材にかかわらず器が好きで、日々の暮らしの中で楽しんでいます。
毎日使う器は、見た目の美しさだけでなく、使いやすさ、丈夫さなども重要なポイントですよね。
そんな「使い心地の良い器」を福祉の現場にも……という想いから、岩手県工業技術センターと県内の手仕事作家たちが共同で、高齢者や障がい者を主な対象とした器を作ったと聞き、その発表展示会に行ってきました。


この器の名前は「てまる」。そこには、使い手や作り手、高齢者、障がい者、子供、家族などたくさんの人の「手」が「輪(まる)」となってつながり、「人と人」「人と社会」の結びとなってほしいという願いが込められています。
作り手は、磁器工房「陶來」(滝沢村)の大沢和義さん、木と漆の工房「東北巧芸舎」(滝沢村)の佐藤勲さん、大野木工房「みのり工房」(洋野町大野)の林郷亨さんの3人。「てまる」シリーズの第一弾商品として大沢さんは飯碗や鉢、皿などを、スプーンを、林郷さんは汁椀や飯椀を作っています。


これらのお碗には、持ちやすいよう指のかかりを付けたり、スプーンですくった時にスプーンに食べ物がのりやすいよう縁に返しを付けたり、スプーンは持ちやすくすくいやすい角度のカーブをつけたりと、いろいろな工夫がほどこされています。
また、軽い、口にふれた時にあたたかみがある、丈夫である、といった素材の持ち味を生かしている点も特徴です。
一方で、食事という時間や空間を楽しめるよう、それぞれの作家たちが作る一般向けの商品同様、見た目の美しさや質感へのこだわりも。


これらの器は9月30日まで、盛岡市内の「光原社可否館」 「キッチンたくま」 「COFFEE&CRAFTけたる」で試用されるとか。
また9月中旬オープン予定の「道具屋」でも販売されます。
興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

●問い合わせ
岩手県工業技術センター 企画デザイン部
電話019-635-1115(代)

道具屋
盛岡市青山1丁目19-54

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