久慈市の酒造会社「福来」(大沢光太社長)は28日、市内の催事場で新酒の完成を祝う会を開き、来場者は升に注がれた新酒で乾杯し、造りたての軽やかな味わいに酔いしれました。
関係者約100人が参加。大沢社長は「3年連続で金賞を獲得した大吟醸など、豊富に取り揃えている。大いに楽しんでほしい」とあいさつしました。
震災当時、瓶が倒れるなどの被害は無かったものの、物流の一時的な停止に加え、飲酒を自粛する動きなどから二次被害を受けました。その後、被災地の産品を積極的に消費することで、支援しようと県外からの注文も増えています。
杜氏の簗田嘉江さんはこの道40年の大ベテランで、福来の酒造りに携わり6年目。大吟醸が全国新酒鑑評会で3年連続を含む4度受賞するなど、輝かしい功績を残しています。「酒は米と水で80%決まる。この地と私自身の好相性を感じている」と語ります。今年の新酒については「昨年は米が豊作だったことから、例年より出来が良い。自信を持っておすすめしたい」と胸を張っていました。