絆の山車、思いを一つに


 野田村の復興へ願いを込めたイベントが8月27日、28日の二日間、村中心部で行われました。

 野田村は例年、8月最後の金、土、日曜日に「のだ観光まつり」を開催してきましたが、震災の影響から中止に。村を訪れたボランティアの提案を受けイベントは実施されました。

 27日のオープニングセレモニーで小田祐士村長は「震災は住民の尊い命、思い出や歴史を奪った。だが、このまま落胆してはいられない。全国からの温かい支援に感謝し、村の復興をここに誓う」とあいさつしました。

 観光まつりで山車を運行してきた上、下組の山車が被災。唯一被害を免れた中組の山車をベースに、二戸市在住の山車職人、平下信一さんの協力を得て、人形などを飾りつけ3団体が協力して1台の山車を運行しました。小太鼓の三上壱京(いけい)君(野田小5年)は「震災で祭りはできないと思っていたけど、1台だけでも山車を出してくれてうれしい。これからも元気を出して頑張りたい」と日焼けした顔を輝かせていました。山車の他、みこしも1基運行。学生ボランティアが飛び入り参加するなど、威勢のいい掛け声をまちに響かせていました。

 イベントでは村内外から招いた団体によるよさこいソーランのパフォーマンスも。昨年の観光まつりでも演舞した「とわだ馬花道(ばかどう)」(青森県十和田市)の對馬秀(しゅう)代表は「昨年は関係者のみなさんから温かい歓迎を受けた。村が被災したことを知った時は大きなショック受けた。我々の踊りで一人でも多くの方が笑顔を取り戻してくれればうれしい」と語り、華麗な演舞で会場を盛り上げていました。

  

○村のシンボルキャラねぷたで登場

 27日夜には、村のシンボルキャラクター「のんちゃん」をかたどった弘前ねぷたが登場。ボランティアで村を訪れた弘前大の学生らによる手作りで、「ヤーレヤーレ」の掛け声を上げ地元の子どもたちと一緒にまちを練り歩きました。のんちゃんねぷたは村へ寄贈されます。

 ステージでは民謡歌手、伊藤多喜雄さんや野田村出身のメンバーが所属するアイドルグループのライブなど多彩な催しが行われました。

 山車組の男性は「いつまでも支援に頼りすぎてはいけない。このイベントをきっかけに、自分たちの足で一歩ずつ復興へ歩みたい」と村の復活へ誓いをたてていました。


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