27 Decどんぐり

 冬が始まったころ、どんぐりはすでに活動を始めていました。

 道端にころがるたくさんのどんぐり。
 この時期はただ落っこちているだけかと思ったら違いました。早くも根を伸ばし始めています。

 「あてずっぽうに根を伸ばしたら虚しくも空中だった」ということなのかと思ったら、それも違いました。
 根はちゃんと地中にもぐりこんで、帽子をかぶっていた方が持ち上がっています。
 どんぐりの実は踏まれたり、飛んできた土に覆われたり、なんらかの方法で多少なりとも地面にもぐって、土の中で根や芽を出すのかと勝手に想像していたのですが、そうではなかったようです。


 このあと実はどうなるのでしょう? まさか地中に引きずり込まれる???(恐怖映画じゃあるまいし…)

 12月5日の鞍掛山(滝沢村)でした。

03 Dec三鉄追加情報

 おいしいもの、発見しました!
 鮭とば。最近、三陸鉄道南リアス線の産直列車で販売しています。

 製造者は三鉄友の会事務局長であり、「三陸まるごと体験館」を主宰する熊谷満恵さん。11月の「こえだがき」の回で、三陸駅ホームに柿を吊るしていた方です。

 手軽に買う鮭とばは、保存の関係か塩気が強かったり硬かったりしますが、これは味も食感もソフトで、歯を心配せずに食べることができます(と思います)。もとの鮭の味もするし、お茶漬けにしてもよさそうです。

 今のところ、こんな感じで1本¥1,000です(画像に写っているのは2本です。変更することもあるかもしれません)。大きさがわからないと思いますが、よく見る鮭とばより大きいです。
 鮭が獲れる11月下旬から2月ころまでの限定販売。想像に難くないと思いますが、大量生産はしていません。
 そして、「これ、ください」と買いたい人は、産直列車に乗る必要があります。

 が!

 「ほしかったら電話くれれば…」と満恵さん。産直列車に乗れなくても、「できるだけ」相談に乗ってくれそうです。番号は0192-44-1010(三陸まるごと体験館)。留守していることもあるので、くじけずに。

 それから、来る12月12日には三陸駅前で「賑わい市」が開催されます(9:00~13:00)。第1回を10月に開催し、今度が2回目。フリーマーケットや大声大会、バンド演奏などを予定。温かい甘酒や焼き芋も用意しているそうです。

 このイベント用に貸切列車も用意され、¥500で往復できます。

 ◆盛方面
  盛駅9:15発 → 三陸駅(これが臨時列車)
  三陸駅11:47発 → 盛駅

 ◆釜石方面
  釜石駅11:22発 → 三陸駅
  三陸駅13:03発 → 釜石駅

 心も体もあたたまりそうなイベントです。出かけてみてはいかがですか。

 ところで、12日ころは三陸駅ホームの干し柿、まだなんでしょうかね…???
 すでに柿に手を伸ばした気の早い方もいらっしゃるようですが、今はまだ早いですよー!(笑)

01 Dec三鉄ツアー ~大船渡探訪ハイキング~

 近ごろ、三陸鉄道は沿線地域の魅力発掘に力を入れているようです。この秋もいくつかの日帰りツアーが実施されています。
 去る11月20日は「大船渡探訪ハイキング」が開催されました。

 オプションで分とく山のお弁当(¥1,500)を申し込むこともでき、釜石駅発車が11:22だったので、お弁当を受け取るとみなさん早速食べ始めました。私は申し込まなかったので、近くの方のをのぞかせていただきました。

三陸あわび弁当

 少し経ったところで、アクシデント発生。山田線の信号故障の関係で、2両編成のうちツアーで使うはずだったレトロ列車を釜石駅に残して、1両だけで出発することに。ツアー一行は普通車両に移動し、一般の乗客に混じって着席しました。

はとバスのガイドさんみたい でも話す言葉は気仙語です

 正面に立っているのがケセン語ガイドの三浦京子さんです。小柄でシャキッとした美しい方なのですが、そのお話しの楽しいこと! 話し方もそうですが、なんといってもその博識には驚かされます。お客さんから教えられることも多いとおっしゃっていましたが、具体的な数字まで頭に入っているのがすごいです!

 盛駅に着くとまずは洞雲寺へ。気仙大工の手による曹洞宗のお寺で、1804-1818年ころに造られたようです。

気仙の宮大工はご存じですか?

 みなさん、なにやら上方を見ていますが、その視線の先にあるのがこれ。

竜宮門

 竜宮門という山門です。なるほど、竜宮城っぽいですね。
 門の上は普段は閉鎖していますが、この日は開けていただき、ちょっとドキドキするような小さな階段を上って見学(ハイ、高所恐怖症です)。

釈迦三尊像。こちらが音姫様かな?
十六羅漢?するとこちらは 鯛やヒラメ?

 内部には釈迦三尊像と十六羅漢が安置されていました。
 最後に上がったので、どういう説明がされたのかわかりませんが、十六羅漢の目は黒目の部分に着色を施した水晶でできていて、後頭部から埋め込まれているというお話をうかがうことができました。
 本堂内部も見学する予定だったのですが、ご法事が入ったためこちらは残念ながら中止。

 次に行ったのが浄願寺。これも気仙大工の仕事です。こちらは洞雲寺より少し新しくて、明治の作のようです。
 

 引き戸が新しかったのですが、これは最近直されたそうで、なんと自動で閉まります。といっても電動ではなく、仕掛けは傾斜なので開けるときは手動。説明してくださっているのはご住職です(右から2人目)。普段着でいらっしゃるとご住職とは気づきにくいです(笑)。遠目には寺島進ふうでした。

 その後は、洞雲寺からガイドをしてくださった鈴木巌さんのお宅におじゃまして観音様などのお話を聴き、柿なますとお茶をご馳走になり、干し柿をお土産にいただきました。たいへんおいしかったです。
 柿なますは、大根に柿が入っているのですが、柿は砂糖が貴重だった時代の甘味として使われたという話を聞いたことがあります。
 そして、猪川の気仙三十三観音十九番札所をお参りし、稲子澤長者のお話を聴いて、サンリア裏の公園で解散になりました。

 帰りの列車は、駅名の表記をあらため、パワースポットとしても売り出し中の「恋し浜」駅で2分停車。ホームに降りて、11月13日に除幕式が行われた「しあわせの鐘」を記念にパチリ。

 私自身どうしても車での移動が多く、実際のところ三鉄に乗る機会は少ないのですが、こうしてたまに乗ると「いいなー」と思います。
 なんといってもローカルな雰囲気。4人のボックス席はどうも狭くて苦痛を感じることが多いのですが、三鉄の場合、なぜかあまり気になりません。それが当然と思えてしまいます。行きに相席させてもらった北海道から来たという男性は静かな雰囲気を楽しみに来たようで、車両が混んでしまったので残念そうでした。
 それから、列車の運転手さんをはじめ、スタッフの方たちがとても親切で温かいこと。苦戦を強いられてはいますが、その温かさにふれるたびに、三鉄はきっと大丈夫、がんばっていけるのだろうなと思えるのです。

 みなさんも、たまには三鉄でのんびりしたお出かけなどいかがですか?

22 Nov馬のセリ ~遠野~

 11月7日、遠野市松崎町の「遠野馬の里」で第37回遠野市乗用馬市場が開催されました。
 会場は2,600m2の覆馬場。入口の正面中央には司会やセリを仕切る人たちの壇、右手に購入者の方たちの席、左手に一般席という配置になっていました(下の画像はもちろん一般席から)。


 下の画像、手前の女性が司会、隣の立っている方がセリを仕切ります。奥が生産者の方で、自分の馬の番になるとここに立ってセリの様子を見守ります。

 そして、こちらが購入者の方たちの席。

 真剣なまなざしで馬を見ています。

 この日は1~4歳と、リストには年齢は書いていませんでしたが、管内生産馬、管外生産馬、番外生産馬など約30頭が上場、24頭が販売されました。

 4歳馬は騎乗で、それ以外は引かれて登場。
 馬は、見てもらわなくてはならないので軽~く駆ける程度ですが、乗馬ってかっこいいものですね!

 この日は25万円から301万円の声がかかりましたが、セリとはシビアなものだとつくづく思いました。
 それにしても、あれだけかわいい馬を、いくら売るために育てたとはいえ、手放すのは寂しいのではないでしょうか。私だったら「すみません。やっぱり売れません(大泣き)」て言ってしまいそうです。

 遠野の馬は「夏山冬里」といって、夏は山の放牧地でのびのびと、冬になると里におろして育てられます。秋も深くなってきました。もう馬たちは、里の暮らしに入っているころかもしれません。

20 Nov釜石まつり~後半

 もっと早く後半編を書くつもりだったのですが、こんなに間があいてしまいました。

 さて、まつり最終日の17日は、尾崎さんと新日鐵釜石山神社(以下「山神さん」)の合同祭です。
 まずは朝、神楽、虎舞などが尾崎さんに集まります。尾崎さんから御神輿を連れて下りてくるとまちとは反対の東側へ向い、市場の方を回って昭和園グランドへと向かいます。そして、そこから山神さんも加わった行列となって、ウナギの背骨のような唯一の釜石の大通りを練り歩くのです。

 むかしにくらべて人口が少なくなっている釜石ですが、このときのまちはさすがに人が集まります。全団体が踊るホテルサンルート前は、時間ギリギリに行くと人だかりです。


 そこで、こんなことに…


 よく、こうしてとまっているトリを見かけますが…(笑)。
それにしても、2つの足よりも小さなスペースに、つかまるところもないのによく乗れましたね! 落っこちないように気をつけてくださーい。

 次の画像は神楽。踊っているのは小学生。頭(かしら)が小さく、お顔もかわいらしいです。


 ちなみに大人の頭はこんなです。


 そして虎舞。


 神楽、虎舞の後に御神輿さん登場します。手前が尾崎さん、後ろが山神さんです。


 尾崎さんは、魚市場からまた船に乗って青出浜の奥宮に帰るのですが、御神輿が到着する前に市場でも全神楽、虎舞が踊ります。時間は15:30ころですが、秋の太陽が早くも傾きかけるなか、海の前の古くなった魚市場でというシチュエーションはまちなかの行列のときよりも一層盛り上がります。
 まちなかと違って、このとき市場に来ている人というのは、まつり好きの大人か楽しんでいる子どもたち、あるいは市場の近辺に住んでいるか、まつり関係者といった、いわゆる「濃い」人たち。なので、みんなのなかに「もう少しで御神輿さんが帰ってしまう」という寂寥感みたいなものもあるのだと思います。

 尾崎さんの出立を山神さんもお見送りにきます。


 なにか気づきませんか?

 そうです、行列のときと御神輿が違うのです。
前に尾崎神社の宮司さんに聞いたところ、行列のときの御神輿は大きくて船に乗せられないので、行き来のときは小さい御神輿に乗り換えていただくのだそうです。
釜石のみなさんはご存知でしたか?

 帰りは、来るときの曳き船と違ってこぢんまりしていますが、全神楽、虎舞と、まつり見物客みんなでお見送り。通常、御神輿さんには拍手を打って頭を下げますが、このときは手を振っちゃいます。


 ウチのあたりでは、まつりの1ヶ月くらい前になると、夜、笛や太鼓の練習の音が聞こえてきます。小さいときからずっとそれを聞いて育ってきた地元の人間にとっては心に響く音です。響き方は人によっていろいろだと思います。「また来たな」とウキウキするのかもしれないし、去年のおまつりからこの1年の間にあったことを思い出す人もいるかもしれません。

 この、威勢のいいまつりの虜になったわが同級生たちは、市外、県外に就職していても、まつりになると仕事を休んで帰ってきては、2日間燃焼して帰っていきます。見る方にもそういう人がいます。岸和田のだんじりだけではないのです。

 また来年のおまつりが楽しみです。