20 Sep遠野郷八幡宮例大祭

 今年もまたこの季節がやってきました。南部流鏑馬が奉納される遠野郷八幡宮(遠野市松崎町)の例大祭です。
八幡さまについては、ホームページを見ますと「由緒は詳らかではない」という記述もあり、ここでふれると長くなりそうですので割愛しますね。興味のある方はコチラをご覧ください。

 さて、流鏑馬は12時30分から行われました。
 まずは笙(しょう)や篳篥(ひちりき)で雅楽を奏しながら、神職、総奉行、射手奉行、介添奉行などが馬場を一周して清めます。

そして射手奉行の発馬となります。今年は2人でした。
射手奉行が射終わると介添奉行が「よう射たりやー」と的を確認して称えます。これは、遠野南部流鏑馬独自のものなのだそうです。



 土を蹴り上げながら颯爽と駆ける馬と、その上で弓を射る射手奉行、あるいは扇を高々と掲げる介添奉行は何度見てもカッコイイものです。

 流鏑馬の後には「馬場めぐり神事」、「芸能奉納」が行われました。
 「芸能奉納」にはしし踊りなど6団体が出演しましたが、そのトップは、釜石から特別出演の桜舞(おうぶ)太鼓でした。拠点である釜石市唐丹町も海のそばのまちで、3月の大震災で練習場や太鼓の流失、そしてメンバーの一人を亡くすという悲しい経験をされたそうです。そのお話しは直接は伺いませんでしたが、おそらく、家や仕事など個々人の被害もあったのではないかと思います。
 でも、そんなつらい思いを吹き飛ばさんばかりの力強い太鼓の演奏が、とてもすばらしかったです。
桜舞太鼓ホームページ



今年の例大祭は、流鏑馬の前の例祭式で3月11日の東日本大震災の復興祈願が行われ、犠牲者の慰霊の舞も奉納されたようです。拝殿のところには、「大震災復興祈願祝詞」と書かれた紙が置いてありました。
「ご家庭で…」というようなことが書いてありましたので、一枚いただいてきました。
「一般の人にもなるべくわかりやすいように心掛けた」という文章が、とても心に響きます。前に、とあるところで別の神社の祝詞を聞いていたら、「マグニチュード」ということばが耳に入りました。一般には難解かもしれない祝詞ですが、わたしたちの近くにあるものなのだなぁと思いました。


遠野郷八幡宮の祝詞は、現在、HPでも公開されています。http://www.tonotv.com/members/t8man/大震災復興祈願祝詞.pdf

みんなの祈りが神さまに届きますように。

10 Sep写真で見る三陸の姿

 ご無沙汰しました。
 といいますのも、3月の大震災で被災しました。
 人生、ほんとうにわからないものです。そして、震災から半年になろうとしていますが、今もなお「被災するってこういうことなんだなぁ」と実感している日々です。
 被災されたみなさんの、あの日目の前で見てしまった光景の記憶は消えることはないと思いますし、実際に被った被害やそれに伴う心の傷が癒える日がいつ来るのか、安心して暮らせるようになるまでどれくらいかかるのか、先が見えなくてほんとうに辛いと思います。
 でも、時はつねに前に進んでいますし、何ごとも永遠にそのままで止まっていることはありません。自力で進めるときは進み、進めないときは時の流れにゆだねて、そのときそのときをともに過ごしていきましょう。がんばることを休んだからといって、状況が停滞するようには見えても、これ以上悪化することは多分ないと思うのです。ケガをしたときも、直後はとても痛いけれど、時間とともに痛みは薄れるではないですか。私たちもきっとそうなれると信じて…今は辛いけれど、時間はかかるかもしれないけれど、いつか痛みが薄れて元気になれることを信じていきましょう。

 そういうわけで、内陸に引っ越しましたのでご紹介するエリアが少し変わるかと思いますが、これからも引き続きよろしくお願いいたします。

 さて、新聞などでも紹介されていますが、盛岡で「よみがえれ三陸――大災害を乗り越えて――」という写真展が開催されています。撮影したのは、「写真家」ほかさまざまな肩書きを持つ多賀谷真吾さん。三陸を愛してやまない多賀谷さんならではの視点で切り取った洋野町から気仙沼市までの三陸の風景など15点を展示しています。3月の津波で姿を消してしまった、干潮のときにだけ現れる山田湾の浅瀬の美しいカットもあり、「また何年後かに現れるといいのですけど」と多賀谷さん。
 ほとんどが震災前の風景なのですが、1点だけ被災後のものもありました。「いのちの灯火」というタイトルがつけられたその写真は、津波にやられた木々の間にニッコウキスゲが鮮やかに咲いていました(撮影地:山田町漉磯海岸(スクイソカイガン))。

 会場では、多賀谷さんの写真集やオリジナルポストカードのチャリティー販売も行っています。また、9月11日14時~15時30分にはトークショーも開催されます。。
 会場となっているカフェも、とてもやさしい雰囲気の癒される空間です。

多賀谷さんと写真集「いわて旬華愁凍――イーハトーブの国から」

多賀谷真吾写真展 
期間:9月19日まで 10:00~18:00
(最終日は17:00まで・9月14・15日はお休み)
場所:フォト&カフェ ソルナ 盛岡市稲荷町5-4
TEL:019-601-2091
 …盛岡自動車学校と焼肉冷麺ヤマトの間を入り、稲荷神社の手前です)


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06 Febつばきまつりと三鉄

 順番は前後しますが、前にアップしたシチュー列車の前に、釜石から盛まで三鉄に乗りました。「つばきまつり号」でした。

 1月23日から3月27日まで、大船渡市の「世界の椿館・碁石」で「つばきまつり」が行われます。それとタイアップした車両です。
 先頭のヘッドマーク(っていうんですか? 前の写真)のほかに、車内には椿(造花)の飾りつけもされています。お花があるとなんだか華やぎますね。

 そして、先日は「世界の椿館・碁石」(大船渡市末崎町・碁石海岸の近くです)に行ってきました。

 いろいろ咲いていましたよ。
 縁取りがあるのや

 まだ咲く途中なのでしょうけど、かわいいですねー!

 これはアヒルの口みたいで

 こちらは葉っぱが金魚みたいです(中央)

 これはエライ長い名前。ポルトガル語なのか、なんのことやらさっぱり…。
覚えられそうもありません。

 咲き方も一重、八重から千重、二段咲き、椀咲き、筒咲き、ラッパ咲き…まだまだいろいろありました。時期によって咲いている種類が違うので、何度か行ってみないと全部の花は見られません。

 椿館を存分に満喫するには、説明してもらうのが一番! 私も花全般に興味はありますが椿のことは何も知らない状態で行きましたが、予想以上に楽しく、引き込まれて見てきました。知るということはこんなに楽しいものなのですね。
 お話しを聞きたい方は、館内でスタッフさんに声をかけてみてください。

 3月19・20日はリアスホールで「全国椿サミット三陸・大船渡大会」も開催されるそうで、全国から椿愛好者の方々が集まるようです(と椿好きの友人が言ってました)。

世界の椿館・碁石
ホームページ:http://www13.ocn.ne.jp/~goishi/


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26 Janおいしい三鉄・南リアス線 ~その2~

 前回のブログを見て、「シチュー列車って、列車じゃなくて駅の中なの?」って思った方もいらっしゃると思いますが、ここで終わりではありませんでした。

 大きな鍋に3つ、80食分作られたシチューは、待合室の人々に配られると列車にも乗り込みました。
 1月23日の12:33盛発の便は産直列車。車内で地元のお母さんたちの手づくりお菓子や、これまた手づくりの海産物加工品などを販売する列車です。駅でシチューをもらわなかった人たちを中心に、車内でもシチューを配ります。

 産直でパックに入ったおこわ(味付けご飯かもしれません)を買った人たちは、さっそく席で開けていましたが、お茶も配られました。
 至れり尽くせりです。

 アテンダントさんも乗車して、車内放送などをしています。

 終点では降り口でアテンダントさんと運転士さんが笑顔で見送ってくれました。
 こういう取り組みが三鉄の温かい雰囲気を作っているのですね。また乗りたくなります。

 それにしても、鉄ファンがどんどん姿を現してきましたね。列車最前部は子供から大人までが集まって大盛況! おじさまたちの多くはカメラを持って、小さい子たちは窓にはりついて外を見ていました。
 みなさん、お好きだったのですね。わたしも好きですー。

25 Janおいしい三鉄・南リアス線

 この間、お正月になったと思ったら、すでに下旬。早いものです。
 みなさん、今年もよい年になりそうですか。今年もよろしくお願いしますね。

 さて1月23日、久しぶりに三鉄に乗りました。
 この日は、昨年12月下旬から10回実施されてきた「シチュー列車」の最終日でした。

 盛駅12:33発の列車に合わせて、まずは駅舎内で、そして車内にも持ち込んで、無料でシチューが振舞われます。

 作ったのは「三鉄友の会」会員で「三陸まるごと体験館」の熊谷満恵さん。
 材料は、大自然のなかで育てた南部どり(㈱アマタケ)と、やはり地元のタマネギ、ジャガイモ、県産のニンジン。ガラを丁寧に煮込んでスープをとって、すべて手づくりで作ったそうです。

 12時を過ぎると、JRの「大人の休日倶楽部」のお客さんほか、たくさんの乗客が三鉄の待合室に入ってきましたが、「シチュー、どうぞ」と声をかけると、みなさん並んで受け取っていました。食べ始めるとあちこちから「おいしい~」「味がいい!」の声。

 外は冷たい風が吹いていましたが、あったかいシチューが体を温めてくれました。

 ええ、もちろんわたしもいただきました。
 いいお味でした。

 今回は23日で終わってしまいましたが、次の開催が待たれますね。