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盛岡市西口の複合施設アイーナの5階ギャラリーで、「あ、いいな。募金箱展」が開かれています。主催は、社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)岩手地区。同展は、同協会の会員で岩手を拠点に活動するグラフィックデザイナーとコピーライターが、デザインの力で東日本大震災の被災者を支援できないかと考えて企画・立案した岩手発信の展覧会です。展示作品は30点。特別参加として、盛岡情報ビジネス専門学校の生徒による作品も並んでいます。
作品は、「どんなデザインだと募金したくなるか」を考えて制作されました。制作者と鑑賞者のコミュニケーションを図りたいという意向から、「いいな!」と思った作品には実際に募金することができ、募金は日本赤十字社を通じて被災地に送られます。また、作品は展覧会終了後、希望に応じて提供する場合もあるとのことです。
募金箱といっても、作品は千差万別。透明のアクリルの箱にお金を入れると、障害物をすり抜けながら落ちる仕組みの募金箱は、まるでゲーム感覚。途中でひっかかってしまうこともあり、ついつい何度も挑戦したくなる仕掛けが楽しい作品です。お椀が重なった形の作品は「わんこin,プリーズ」というタイトル。そう、「one coin, please」ですね。そして、時計の針が回り続ける「期限のない募金箱」、「あなたのエールが届きます」というメガホン型のものなど……。作者それぞれの個性が光ります。
開催は午前10:00~午後4時、10月5日(水)まで。お気に入りの募金箱を見つけて、楽しく募金をしてみてはいかがでしょうか。
アイーナ・いわて県民情報交流センター
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5F 展示室1

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この夏、宮古市田老に、アメリカから贈られたソーラー式街灯が設置されました。そこには、日米をつなぐ絆がありました。
それはアメリカ出身で現在は京都市に住むステファン・バイメルさんと田老にある常運寺の高橋住職。学生時代、ヒッチハイクの旅をしていたバイメルさんは、高橋住職の父である前住職の好意で常運寺に泊めてもらったことがありました。そのことを忘れず、自身が旅行業を営むようになってから、禅や日本の伝統にふれたいというたくさんのアメリカ人やオーストラリア人を常運寺へと案内。高橋住職は、バイメルさんが紹介するツアー客を受け入れて親交を深めました。震災後、アメリカのソーラー式街灯の会社オーナーから、バイメルさんを通じて「被災地に街灯を寄贈したい」という申し出があり、田老での設置が実現したのです。
田老第一中学校の体育館入り口とグラウンド正面で設置作業が進められていると、日曜日ということもあり親子連れや小学生がサッカーを始めました。子どもを送ってきたお母さんは、「これから陽が落ちるのが早くなるから、こういう街灯があると安心ですね」と話していました。また、グリーンピア三陸みやこに建設された仮設住宅の入り口では、お母さんたちが「ここは真っ暗で本当にこわいのよ」「街灯がつくと、駐車場の入り口もわかりやすくなるからいいですね」と口々に話し、街灯がつくのを喜んでいました。
作業を見守っていた住民から、「こうして遠い国の人が、街灯が必要だろうと気づいて送ってくれるというのは本当にありがたい。よそで同じようなことがあったとき、俺たちは気がつけるだろうか…。今回のことで、いろいろなことに気づかされたし、たくさんの支援を本当にありがたいと思います」という声も聞かれました。
人と人の絆から生まれた支援。アメリカと日本、田老があたたかい気持ちでつながりました。設置作業をボランティアで行った宮古市の佐藤解体という会社は、震災直後から田老に入り、がれきを撤去をしていました。そうしたたくさんの人の気持ちが、地域と地域の人の心に灯りをともすことに…。はるばるアメリカから届けられたソーラー式街灯は、田老を優しく照らしてくれるでしょう。
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